地方自治体の入札に参加してみましょう!
「入札」を一言でわかりやすくいうと、国や地方自治体が行う「相見積もり」です。
ここではまず最初に、入札で公共のお仕事を引き受ける3つのメリットについて、上から順に見ていきましょう!
- 社会的信用が高まる
- 一度でもお仕事を受注すると、同じような仕事を取りやすくなる
- 売上の未回収がない
✅1点目の社会的信用の向上についてですが、一般の人から見ればお堅いお役所と取引しているというだけで、何となくまっとうな会社に見えます。実際に、健全な経営基盤を有し、一定の技術レベルがないと入札に参加することすら許されませんので、「落札者=まっとうな会社」の証です。発注先が貴社の地元のお役所であればなおさらのこと、地域の人々の暮らしに貢献していることにもなりますから。つまりお役所の仕事は、受注すればするほど「格が上がる」といったところでしょうか。
✅2点目の実績次第で仕事が取りやすくなることについてですが、粘り強く挑戦し続けて1件でも落札・実績があれば、エントリーできる仕事の件数が増えるということです。お役所は入札金額はもちろんですが、場合によってはそれ以上に「実績」を重視します。実際、応募要件に「過去に地方自治体から類似の業務を受託した実績があること」という項目が設けられていることがよくあります。この点が突破できれば仕事の幅はますます拡がりますし、こつこつと信用・実績を積むと今度はお役所の方から「指名競争入札」という形でお声がかかります。そこはまるで「甲子園」です。強豪校同士の熱戦が連日繰り広げられております。
✅3点目の売上の未回収がないことについてですが、なんと言ってもこのご時世で、仕事の対価が確実に支払われるというのは大変魅力的なのではないでしょうか?支払い期日の遅延など皆無ですし、売掛金の焦げ付きに胃を痛めることもありません。計画の見通しも立てやすくなります。ただし、どんな仕事もそうですが、法に触れるような不祥事を起こしてしまったり、でたらめな仕事をして一度でも信用を失ってしまうと、その次はありません。
サポート内容
ビルメンテナンス業のご登録、誠におめでとうございます!貴社のご登録の目的が、もしも入札参加でしたら、早速準備に取り掛かりましょう!
- まずは、貴社が入札参加を予定する各地方自治体の入札参加資格審査申請マニュアルをダウンロードしましょう。ここでは千葉県の申請マニュアルのリンクを貼っておきます(上のリンク・青文字をクリック!)。
- 「おぉ、なんじゃこりゃ!めちゃめちゃボリュームあるじゃん・・・」あまりのボリュームに一瞬気分が萎えますが、その全てに目を通さなくても大丈夫です。貴社は、第1項目の「利用前設定マニュアル」と、第5項目の「電子入札事前準備マニュアル」の箇所だけダウンロードして内容を良くご確認ください。電子入札に必要なPCの環境設定を行うと同時にICカード等の機器類を揃えましょう。マニュアルを見てもいまいちよくわからない場合は、現地で初期設定を手伝うこと(出張サポート)も可能です。
- 貴社が機器の初期設定を行っている間に、当事務所は、参加を希望する市町村名や営業種目、納税証明書に財務諸表など、入札参加資格審査申請に必要な情報・書類を収集し、全ての情報・書類が揃い次第、地方自治体へ電子申請をいたします。申請が受理されてから貴社が地方自治体の入札参加資格者名簿に登載されるまで、最低でも約2~3ヵ月と結構時間がかかりますので、ある程度余裕をもって計画を立てましょう。申請は年間を通じていつでも可能ですが、お役所は年度末(3月末日)で締めますので、4月を起点として2年毎に参加資格の更新手続きを行う必要があります。
これから参入しようとする方へ(まとめ)
入札の全体像をなるべくわかりやすくお伝えしようとこのページを作成しましたが、いかがでしたでしょうか?字面だけ眺めてもよくわからなかったかもしれません。実務上の解説書である、現行の入札参加資格審査申請マニュアル(千葉県)は、あまりにもその量が膨大で、内容も多岐にわたるため、その全てを逐一ここで解説することは難しいです。申し訳ございません。
小職が入札参加資格審査申請代行のご依頼を初めていただいた時は、内容とその流れを理解するために、敢えて全てのマニュアルをダウンロードして愚直にプリントアウトしましたが、紙の厚さを測ったらなんと7cm超になりました!これはだいたい六法全書1冊分の厚さです。ただでさえ本業でご多忙な皆様が、これらを読破し、理解し、実際に運用することは容易なことではないでしょう。
ポイントは次の2点です。①最初の入口である入札参加資格審査申請等手に余る面倒な手続きは我々行政書士等実績のある専門家の力を借りること。②入札参加資格取得後は「勝った!」「負けた」と日々の情報に関心を持ちながら、とにかく場数を踏んで、電子申請に慣れ親しむことが受注への近道だと思います。
最後に、今では当たり前のように電子入札に参加しているあの事業者も、最初は苦労したはずです。貴社にできない訳がありません。必ずできるようになります!官庁舎等公共建築物の清掃メンテナンスに参入する意欲のある方は、行政書士菊池事務所にお任せください。
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